




人の死を予感したとき、「看取り婆」が行うべき最も大きな仕事は、対象者に苦痛があれば、その苦痛を最大限、軽くすることである。そして大往生に至ってもらうのである。そのために、医師や家族やケアスタッフの協力が要る。苦痛を軽くしたり、本人の気持ちに添ったきめ細かなケアをすれば、高度な医療に匹敵、いやそれにも増してその人に備わった本来の寿命を全うする効果があるのではないかと私は経験上感じている。
(「はじめに」より)
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