
尊厳ある
人生の仕上げとは?
豪華なホテルで暮らすことでしょうか
我々はそう思いません
できないことがどんなに増えても
座ることさえできなくなっても
自分の居場所があるリビングで
仲間や支えてくれる人と
一緒に過ごせること
自分の体調や好みに合わせてつくられた
家庭的な美味しい食事を
最期まで味わえること
苦痛の緩和を中心にした医療と
きめ細かいケアが
自分の日々の暮らしや思いを
ずっとみてきた人から受けられること
性格にも病状にも関係なく
最期まで楽しみながら暮らせること
それが花の家が考える尊厳あるケアです
花の家の理 念
-
代 表西原のり子 -
相談役宮田さよ子
1認知症があっても、最期までさびしくない環境を保つ。
2自分の子供世代や、新人スタッフの視点で、ケアを工夫する。
3自分自身、利用者、職員、他全ての関係者との調和を図る。
花の家におけるケアの基本方針




- 1利用者がいかなる症状を持っていても、
尊厳ある
人格をもった一人の社会人として
向き合い、
かつ高齢期にある人として敬愛する - 2利用者一人一人と
よいコミュニケーションを
心掛け利用者全体の調和を図る - 3利用者の安全を図りながらケアを行う
- 4高齢期の身体状況に応じた適切な食事を
楽しみながら食べてもらう - 5最期まで一人の人間として
生活してもらうために
『わたしたちの願うリハビリ』を
取り入れた
ケア計画を立てて実践する - 6温かで落ち着いた環境を整える
- 7病気の予防と早期発見につとめ、
一人一人のニーズに沿ったケアによって、
少しでも長く『花の家』での生活を
楽しんでもらう - 8看取りのケアにおいては、
安らぎの中で尊厳ある
人生の仕上げとなるよう、
苦痛の緩和と精神的慰安につとめる
花の家におけるケアマネージメントの方針
- ① ケアマネージメントは 看護師であるケアマネージャーが、お一人お一人の生活全般から、認知症のケア及びターミナルケアを含む健康管理までを、総合的に把握し、必要に応じて各分野の専門職と可能な範囲で家族の協力を受ける形でケアマネージメントを行います。
- ② どういうところで 日中はリビングルームにて、食事やリハビリ、レクレーションを楽しんで頂き、夜間は状態に応じて個室、複数室でお休み頂きます。特に終末期は、人の気配を感じて頂き易く、かつ落ち着ける場所を選びます。
- ③ どのようなスタッフがどのくらいの時間 特に、理念とケアの方針に基づいて研修と訓練を受けた看護師とケアワーカーが中心となって、24時間365日体制でケアに当たります。
- ④ どういう姿勢で 『人間としての尊厳を踏みにじるような規制や抑制を行わず、一人一人のニーズに沿ったケアによって、人生を全うされる支援を行います。
- ⑤ 健康と疾病の管理は 慢性疾患の健康管理、精神科疾患の健康管理、骨折や急性疾患の対応を、看護師のケアマネージャーが、当方の医師及び救急指定病院の協力を受ける形で、責任を持って行いますが、病院での入院治療は出来る限り短期間となるように配慮します。
- ⑥ 食事は 食事は「くすりであり楽しみである」という基本姿勢を持って、お一人お一人にとっておいしい食事を、病気や症状に合わせて手作りします。そして、最期まで口から味わって頂ける方法を追及します。
- ⑦ リハビリは 最期まで人間としての尊厳を保持して頂くために楽しみながらのグループリハビリ、および個人の状態に応じた個別リハビリを退屈しのぎの提供と合わせてケアプランを立てて実施しています。日中のほとんどをリビングルームにてお過ごし頂きます。
- ⑧ 入院は 医師の診断で、一時的な入院治療によって回復する予測が得られない時、もしくは、医療機関での検査や治療が、回復よりもむしろ心身の負担になると、医師及びキャリアを積んだ看護師のケアマネージャーが判断した時には、医療機関へお連れせずホーム内において、医師等の協力を得ながら看取りまでのケアを続行します。
- ⑨ ターミナル期の治療的ケアは 医師の診断で、一時的な使用によって回復が予測できる場合を除き、原則として、持続的な経管栄養、導尿カテーテルの留置、24時間の持続点滴は行いません。
- ⑩ ターミナル期の精神的ケアは 事情の許す範囲において、トレーニングを受けたスタッフが中心となり、人間としての尊厳を大切にするターミナルケア(最期の看取り)を行います。
- ⑪ ご家族との信頼関係で ご契約者(ご家族)との信頼関係を基盤としてサービスの提供が円滑に進められる事を認識し、定期的にもしくは必要に応じて臨時にも、ご利用者の心身の健康状態を、大まかな(又は特徴的な)ケア内容と共にご報告及びご連絡致します。ご希望により、主治医の説明もお受け頂くことが出来ます。
医療とケアに人間の尊厳を求めるいのちの花の会
「いのちの花の会」カードの
ご案内
自己主張ができるうちに、そして、
もしそれが出来ないときは、
親しいお身内の方が代わって
このカードを提示しましょう。
健康保険証などに挟んでおいて、
医師やお世話をしてくれる人に見てもらいましょう。

- 会員カードの内容
- 1医師および医療関係者の皆様
どんなときにも わかりやすく
かつ温かく
説明をしながら
私の治療に当たってもらうように
お願いします - 2私が 老化や病気のために
いろいろなことが分からなくなって
身の回りのことを手伝って貰う
必要が出てきたときには
自宅であっても 施設であっても
病院であっても最期まで
暴力的なケアではなく
人間らしく接するケアをしてもらうように
お願いします - 3私が 現在の医学では治らないと
客観的 科学的に判断されたとき
および
老齢に至っているときには
形式的な検査や
単なる延命治療ではなく
苦痛の緩和と
精神的やすらぎにつながるケアを
受けさせてもらえるように
お願いします
カードの発行を希望される方は
事務局へお問い合わせください。