花の家の食 事

自分の体調や好みに合わせてつくられた
家庭的な美味しい食事を
最期まで味わえること

「最期まで口から食べる美味しい食事」は、花の家の大きな柱です。

小鉢の薬味まで1種類づつミキサーにかけ、
美しくあしらうことに驚かれることも
しばしばです。
噛んだり飲み込んだりする力に応じて、
トロトロ具合もお一人ずつ
微調整しておだししています。

  • 普通食
  • きざみ食
  • ソフト食
  • ミキサー食
豆腐ハンバーグ (普通食)
豆腐ハンバーグ (ソフト食)
豆腐ハンバーグ (ミキサー食)
全員で祝うお正月のお屠蘇
非常用段ボールかまど
災害時にも温かいおいしいご飯が
食べられるように訓練しています
屋上菜園でさつまいも収穫
テラスで桜を見ながらティータイム

手作りのおいしい”花ジャム”で“便秘対策”も
自然でおいしく

花ジャムをビンに詰めて冷凍保存
便秘予防のために寒天を使った手作りおやつを
毎日提供しています

高齢者に非常に多いのが便秘ですが、
花の家では下剤をほとんど使用することがなく、
浣腸が必要な方もありません。
対策に使用しているのは、代表の宮田が
研究と工夫を重ねて作った〈花ジャム〉。
センナ末やドライフルーツなど
自然の素材だけでできていて、
ふだんの食事に
おいしく取り入れることができます。
他にも、貧血対策の〈花レバー〉、
風邪予防にはおろしたての
生姜湯や緑茶など、
自然でおいしい健康対策に
取り組んでいます。

食事はくすりであり、楽しみである。最期まで味わうために
大切なこと

  • 1〈窒息・誤嚥の予防〉正しい姿勢、食事内容や形態が適切か、ひとくちずつ
    飲み込まれたかどうかの確認・観察、噛む力、のみこむ力、
    全身の状態の変化への対応。
  • 2食欲が低下された時も、タイムリーに一人一人の
    体調や好みに合わせて、食事形態、量、メニューを変更します。
    介護、看護、栄養部が理念と方針のもと、
    同じ目標を共有しているからこそ実践できる対応です。
  • 3〈徐々に最期に向かう中で、
    必要なケアも変化します〉
    姿勢を正しく・口腔体操・歯磨き

    ・座位保持が難しくなったら姿勢をクッションなどで支える・マッサージ・口腔ケア

    ・食欲、体力が低下し、終末期になられたらガーゼやスポンジにお好きな物を浸して味をみてもらう
    きれいに拭い去る